【AI】【NVIDIA】Jetson Xavierのセットアップ手順
NVIDIAのちょっと高性能なAI用マイコン開発キット NVIDIA Xavier が届いたので早速セットアップしてみた。
ちなみに9万円弱でした。ザビエルじゃなくてエグザヴィアーみたいに呼ばないといけないみたい。販売代理店の人が「米国からの電話でNVIDIAさんに注意されちゃった」とか言ってた。
使った Jetpack(JetsonのOSのインストーラ?。ちなみにJetson OSはUbuntuのカスタマイズ)のバージョンは 4.3(Jetpack 4.3)。
(1) UbuntuなPCが必要なので用意する。自分は空いてるノートPCに、作成したUbuntu 18.04 LTSのライブUSBからUSB起動してクリーンインストールした。
(2) XavierにHDMIモニタ・キーボード・マウス・LANを結線して、UbuntuなPCとUSB-Cでつなぐ。USBポートが1つしかないので注意。無線LANも内蔵されていないので注意。自分は1つのUSB無線アダプタでキーボードとマウスの両方が繋がるやつを使ってUSBポート1つで済ませた。別々に繋がなければいけないならUSBハブが必要ですね。LANは有線でつないだ。側面に3つあるボタンの1番左のやつが電源ボタンなのでポチッとしましょう。
(3) Xavierを起動してUbuntuのデスクトップ画面にする。最初に起動した時にはCUI画面で「cd NVIDIAなんとか」してから「sudo ./なんとか」しろってメッセージが出ているのでそれに従った。初期のアカウントはnvidiaでパスワードもnvidia。いわゆるジョーパスワード ってやつですな。
上記のCUIな操作が終わってしばらく経つとUbuntuのデスクトップ画面が表示される。
(4) XaviewでUbuntuが起動している状態で、UbuntuなPCでSDKManagerを起動する。こいつはNVIDIAのサイトから落としてきたJetpack 4.3(実際のファイル名はsdkmanager_1.0.0-なんとか.debってファイル)をダブルクリックしてインストールしたアプリ。
ネット経由でJetson OSやツールをダウンロードするのでそこそこ時間がかかる。一通りダウンロードした後に「UbuntuなPCの管理者パスワード」が聞かれるので答える。これはUbuntuなPCでsudoする為に使用するらしい。
その後でまずはJetson OSのXaviewへのインストールというか書き込み(フラッシュ)の開始ダイアログが表示される。入力欄は3つで、IPアドレスはUSB接続先のデフォルトアドレスで変更する必要なし。アカウントとパスワードはXavierのやつなので、Xavier側で変えてなければ先程のnvidia&nvidia。
さらにはツールのインストール開始のダイアログが表示される。こちらも先程と同様にIPアドレスそのままでnvidia&nvidia。
(5) 「FINISH AND EXIT」ってボタンの表示が変わったらボタンをポチッとして終了。
うまくいけばUbuntuのログイン画面になってるはず。
優秀な先輩諸氏の記事に書かれていた内容と現在は違っているようで、今は強制フラッシュ書き込みモードとかにXavierを設定しなくてもフラッシュできるっぽい。自分はしてないので。なぜだかは知らない。
おしまい